天然のミント風呂で極上のチルタイム

やってみた

プランターで栽培したミントを使ってミント風呂を試してみました。

私が想像していたミントの『スーッと』とした爽快感とは違い、天然のミントはやさしい香りで身体も気持ちも、とてもリラックスできました。


今回は自宅でも手軽にリラクゼーションを堪能できるミント風呂について、詳しく紹介させていただきます。

1.ミントの収穫

旺盛に育つといわれるミントも小さなプランターならそれほど大きくならないと見込んでいたものの、長雨が続いたらいつのまにか大量に繁殖。
苗を植え付けてからわずか2カ月で写真のような状況です。
これだけあるとベランダがミントの香りに包まれると思うかもしれませんが、実際は鼻を近づけるか、手で触れないとミントの香りはしません。
あくまでも天然ハーブとは、そういうものなのかと……。

そのまま放置しておくわけもいかず、全体を整えるためにも、いったんミントを剪定(収穫)しました。

伸びに伸びたミントを剪定バサミでバッサリとカットします。

かなりスッキリしました。本来は20cmほどになったら早々に剪定すべきだと思います。
茎をカットするとその下から新芽が出て、枝が二股に分かれていくようです。新芽のことを考慮すると、茎はもっと下からカットしたほうがよかったかもしれません。

収穫したミント。

ミントを大量消費するレシピが思い浮かばなかったので、以前、温泉施設で体験した『ミント風呂』を試してみようと思いました。
大量に収穫できたので一部は挿し木にしてミントを増やしたいと思います。

プランターでのハーブ栽培をはじめる方はこちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

2.ミントの種類

ミントについて調べてみると、世界にミントの種類は40種類ほどあり、そのうちペパーミント系とスペアミント系の大きく二つに分けられるそうです。
ペパーミントの香りの主成分は『メントール』でスーッとする清涼感が特徴。

一方スペアミントは『カルボン』というソフトな清涼感が主成分。ペパーミントより香りも味も穏やかだそうです。
ミントの苗を買うとき、私は何も考えずにスペアミントにしましたが、本来は用途にあわせて苗を選ぶとよいかもしれません。

3.ミント風呂の準備

それではいよいよミント風呂に必要な工程をご紹介します。
まずは収穫したミントは水で汚れを洗い流します。
そのままだと微かな香りですが、ゴシゴシ水洗いすると香りが立ってきます。
この工程だけでもミントの香りで心地よい気持ちになります。

今回はドライミントとそのままのフレッシュミント両方を試して、香りの違いなどをご紹介したいと思います。

3-1.ドライミント

本来は風通しのよい日陰で1日干す必要がありますが、思い立ったらすぐに実行したかったのでレンジを使ってドライミントにしました。

洗ったミントをキッチンペーパーで水気をとり、さらにキッチンペーパーを敷いた耐熱容器にラップをしないでそのまま500wで2分レンチンしました。


たった2分で写真のように、かなり水分が抜けました。

ちなみに、レンジ内にミントの香りが1週間ほど残りました
時間に余裕があればやはり風遠しがよい日陰で干すやり方をオススメします。

そのままお風呂に入れると浴槽が汚れてしまうので、家にあったお茶のパックに入れることにしました。

鼻を近づけて香りを確認すると、爽やかなアロマっぽい香りになりました。

収穫した時には、こんなにたくさん使い切れるのかと思いましたが、水分がなくなるとシワシワになるので、思いのほかたくさんのミントを詰めることができました。

3-2.フレッシュミント

残ったミントはドライミントとの違いを試すため、フレッシュミントとして洗濯ネットにそのまま入れることにしました。

麻袋などに入れた方がオシャレかもしれませんが、とりあえず家にあった洗濯ネットで代用しました。

触れているだけで、ミントの香りが漂います。


たくさんあったミントの葉も、洗濯ネットに詰めるとかなりコンパクトになりました。

そのままだと香りはしませんが、鼻を近づけるとほのかにミントの香りがします。

4.あまったミントでモヒートづくり

心地よいバスタイムを楽しむために、残りのミントでモヒートを作ってみました。
家で一度もカクテルづくりをしたことはありませんでしたが、とても簡単でしたのでご紹介します。

モヒートの材料
・ミントの葉
・ライム
・きび砂糖
・ラム酒(BACARDI)
・炭酸水
・氷

ミント、ライムをグラスに入れて軽くすりつぶした後に、きび砂糖を入れ、ラム酒(BACARDI)を注ぎました。

最後に炭酸水を注いで……。

モヒートの完成です。

あまりにも、のどが渇いていたので写真を撮る前に思わず一口飲んでしまいました。

ちなみにラム酒のかわりにバーボン・ウイスキーで作ると「ミント・ジュレップ」という爽やかで飲みやすいハイボールになるそうです。

5.ミント風呂を楽しんでみる

今回はのんびり時間を楽しむため、LEDキャンドル、Bluetoothスピーカー、ガラスに入れたグリーンを準備しました。

まずはフレッシュミントをお風呂に投入して15分ほど放置。
温まることでミントの香りが浴槽に広がると思っていましたが……ほぼ無臭。

たまらずドライミントを追加で投入するも……状況は同じでした。

ミント風呂に浸かってみると……

ドライミント、フレッシュミント
どちらも鼻を近づけるとほのかに香りがします。
香りを比べるとドライミントの方がアロマっぽい香りでした。

フレッシュミントを入れた洗濯ネットを手で擦ると心地よい香りが広がりました。
自分が想像したより爽やかな優しい香りという印象です。

ミントの量を増やすか、香りが強いペパーミントだと、もう少し違ったのかもしれません。
あれこれ準備しているうちにお湯も適度に冷めて、ゆっくり浸かるにはちょうど良い湯加減です。


『極楽♡』

ミント風呂には疲労回復やリラックス効果があるようです。
ほのかな香りだけでなく、お気に入りの音楽、美味しいお酒、グリーンの装飾など、まさに五感を通してリラックスできました。
私は普段シャワーですませていますが、お風呂でのんびりと自分の時間を楽しむことができました。


<注意>
入浴しながらの飲酒は血圧が変動し、脳卒中や心臓発作を引き起こす恐れがあります。今回は入浴前に一口だけ飲んでしまいましたが、飲酒は入浴後をおススメします。

6.まとめ

今回、天然のミント風呂を試して感じたことをまとめてみました。
・合成されたミントより、天然のミントはふんわりやさしい香り
・ドライミントの方が若干アロマっぽい香り
・音楽、キャンドル、グリーンがあると心地よさがアップ
・ミント効果で身体だけでなく気持ちが「スーッとする」
・ちょっと一工夫で自宅でも極上のお風呂タイムを過ごせる


プランターでハーブ栽培をはじめる時、料理に活用することを意識していましたが、お風呂でこんなにチルタイムを過ごせるとは思ってもいませんでした。

今回は仕事が忙しくて少し疲れていたタイミングでミント風呂を試してみました。
『自分』のスイッチをOFFにするとはこういうことなのかと実感できました。

普段忙しくしている人こそ、ぜひ試していただきたいです。

いかがでしたか。

今回は天然のミント風呂をご紹介しました。想像していたのと少し違いましたが最高にリラックスできました。
皆さんもそれぞれのアイディアで、自宅のお風呂でリラクゼーションタイムを楽しんでみませんか?

この記事を書いた人

やまてつ

ライター やまてつ

趣味
カヌー、ピクニック、ネイチャークラフト

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Chill-cam編集長。手軽に自然を楽しむライフスタイル提案するため、Chill-camを立ち上げ。

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