秋が近づき、焚き火の季節になってきた今、手軽に作れる「桃屋のメンマ」を使った癒し飯をご紹介します。
チルキャンは調理に時間をかけずに、椅子に座ってゆっくりと季節の変化を感じる時間がとっても大切です。
自然の中でのんびりとした時間を過ごせる、そんな一品にぜひチャレンジしてみてください!
食事をしながらチェアリングを楽しもう
キャンプというと荷物が多いイメージですが、チェアリングという方法なら、少ない荷物でキャンプ気分を味わえます。
アウトドアチェアさえ準備すれば、いつでも、どこでも、アウトドアを楽しめるのでオススメです。
例えば、アウトドアチェアに加えて、手のひらサイズのテーブルとガスバーナーがあれば、チェアリングしながら調理することもできます。
小さなキャンプギアでも、炊き込みご飯を作ったり、ホットサンドを作ったり、おでんを作ることもできるのです。ですから、キャンプギアが少ないからキャンプできない……という考え方ではなく、今持っているものでキャンプを楽しむこともできる!という考え方が大切です。
では早速、手軽にできるチルキャン炊き込みご飯レシピを紹介します!
桃屋のメンマを使った炊き込みご飯
今回ご紹介するのは、包丁やまな板を使わずに、メスティンとガスバーナーだけで作れる「炊き込みご飯の作り方」です。
必要なのは以下の5つです。
・メスティン
・ガスバーナー
・水
・米
・桃屋のメンマ
炊き込みご飯の作り方
①米を準備する(フタを使って計量)
今回は、100均ショップで販売している一人用のメスティンを使います。
まずは米を計量しますが、上記の写真のようにメスティンのフタを使って「すりきり一杯」で準備しましょう。その理由は、このあと水の計量も容易になるからです。
ちなみに、筆者は自宅で「すりきり一杯」を計量してから、ビニール袋にパッキングして運びます。ですから、前もって準備しておくとよいでしょう。
また、米を研ぐ時に、こぼしてしまいそうなら、拳サイズのザルを使うのもポイントです。
そうすれば、せっかく準備した米を地面に落とさずに済みます。
②米を研いで給水させる
米を研いだあと、今度はフタで水を計量します。おおよそ、フタ二杯分の量を計量すれば十分です。
米を固くしたい場合は、ほんの少し水分を減らします。
失敗しない炊飯方法のポイントは、給水時間を多くとることです。
例えば、30分以内に火にかけてしまうと、しっかり米に給水されていないため、火力が伝わりやすいメスティンの底で米が焦げ付きます。それゆえに、45分〜1時間くらい給水時間をとってから炊き始めるのがベストです。
③桃屋のメンマを投入
給水するときに桃屋のメンマも一緒に投入しましょう。瓶をまるごと入れてしまえば味付けしなくてOKです。もし濃いめの味が好きなら、醤油を加えてもよいでしょう。メンマを入れたらフタをしめて給水を待ちます。
④米を炊き始める
給水が終わったら、火気を使って米を炊きます。弱火でじっくり炊き上げますが、キャンプギアによって火力が異なるので、焦げ付きに注意しましょう。炊きあがりの目安としては、フタがカタカタ音をたてながら吹きこぼれるまで待つイメージです。
吹きこぼれたあと、数分経過すると、カタカタ音が静かになります。そうすると炊きあがりが近いサインです。とはいえ、何度もフタを空けてチェックするのは失敗するので控えましょう。
ちなみに、ガスバーナーではなく、焚き火を使ったり、固形燃料を使ったりして炊き上げることもできます。今回は、河川で火気を使用したので、安全面を配慮し、ガスバーナーを使用しました。
⑤炊き上がりを確認し蒸らす
一度メスティンのフタを空けて炊き上がりをチェックします。目安として、40分くらいで炊きあがるイメージです。その後、10−20分くらい蒸らすと美味しく仕上がります。
上記の写真では伝わりにくいですが、炊き込みに成功すると、メンマの香りが周囲に充満します。失敗すると、焦げた匂いがするので、香りである程度判断することもできるでしょう。
⑥完成
蒸らし終えたら、いよいよ完成です!
表面はキレイに見えても、火力の強い底の部分が焦げ付いていることもあるので、かき混ぜながらチェックします。
最初から上手くいくとは限りません。米が硬かったり、焦げ付いたりすることもあります。少しずつ上達していくのも、チルキャンの楽しみ方の1つです。
景色をみながらリフレッシュする有意義な時間
今回紹介した炊き込みご飯は、給水の時間、炊き込みの時間があるので、しばらく待つことになります。
その間、チェアリングしながら、自然のなかで景色をみると、リフレッシュできるので、有意義な時間になるでしょう。
ちょうどこの時期にチェアリングすると、秋の訪れを実感します。
例えば、少し肌寒くなってきたこと、木々が赤や黄色に色づきはじめ、紅葉を迎える時期になりつつあること、日が少しずつ短くなってきたことなどです。
普段は気にすることがありませんが、そうした変化を楽しみながらチルタイムしてみるのはいかがでしょうか。