6児の母のもーちゃんママです。
先日作れるようになった「カフェラテ」をお共に、秋の夜長の幸せタイムをつかんだ奮闘記をお伝えしようと思います。
序章:私のために早く寝て
秋の夜長とはいうものの、小さな子がいる私に静かな時間が訪れるかどうかは
「50/50(フィフティ フィフティ)!」
寝落ちという、蟻地獄が最大の難関(笑)
ママなら皆さんご存知のように
あの人たちの[寝なさ具合]といったら!!
母たちは1日の終わりに力を振り絞って
ほんの数時間の「おひとり様時間」を勝ち取るために
母は、綿密な計画が必要だと策を練るんです
時には、自作のデタラメおとぎ話で静かにさせ
時には、女優ばりの寝たふり
時には、低いブチ切れボイスで「もう寝なさい」と脅す
子どもたちを一斉に寝かしつけるというのは
まさに「精神修行」なんじゃないかとすら、思っています。
さらに、今回は「秋の夜長を最高に楽しむコンテンツ」として
知人に勧められた映画『グレイテストショーマン』をアマプラで観たい!と
心に決めたからには、21時にはヤツらを寝かしつけねばならない(きっと、明日も寝てくれないしね)。
自分のために、自分だけの時間に映画を見るなんて、何年ぶりだろう?
想像しただけで贅沢な気分!
なんとしてでも、楽しみたい!
鼻息荒く、だけど子どもたちに気づかれては計画が台無しなので、普段の生活に準備を溶け込ませなければならない、重要なミッションなのだ。
第一幕:100均で道具を調達
そんな私の「夜の儀式要員」に先日仲間入りした[ふわふわコーヒー]……。
世にいうカフェラテ。
味をしめた私は、
さらにふわふわコーヒーのクオリティを上げるため
YouTubeで「ミルクジャグ」なる情報から
なんと!牛乳を温めたり、ふわふわにするために、ステンレスの専用カップがあるらしい!
前回「マグカップと、ペットボトル」で、大満足のカフェラテを完成させた私へのご褒美として、ミルクジャグを買うことに決めた。
いざ100均へ!(どこまでも安価で攻めることに価値を感じる貧乏性)
ダイソーで、ミルクジャグを発見した瞬間、私は心の中で「これは勝った」と思った!
そこからのニ度見……。
ごっ、500円……。
いや!ここはオシャレで行こうじゃないか、私よ!
調子に乗って、ついでに可愛い「ラテグラス」もゲット。
合計600円(税別)で揃う、この幸せの道具たち。
ありがとう100均!
第二幕:スタバで作り方を偵察
しかし、道具だけ揃えても
「より良いカフェラテを作るのか?」
「これは、リサーチが必要かもよ」
と興味が湧く、もーちゃんママ。
「そうだ、プロに学ぼう」と、スタバに行くことを決意した。
スタバに行く日。
秋とはいっても、日中はまだ暑い。
しかーーーし!
本日に限ってはホット一択!
「師匠!お願いします」との敬意を込めながら、
「ホットカフェラテ下さい」と注文。
カウンター越しにバリスタさんの手元をじっくり観察。
「うん、なるほど、そのスピードでミルクを注ぐのね。」
バリスタの技に圧倒されつつ、家での再現を心に誓う。
第三幕:カフェラテのお供が欲しい
映画を観るならお菓子も欠かせない。
ここは師匠(スタバ)にならって、焼き菓子がいいのではなかろうか?
カップケーキに決定!
なぜなら材料が家にあるもので、出来そうだからという理由(笑)。
ネットでレシピを探し、簡単そうなものをチョイス!
途中、4歳(5番目の子)が「おかーさーん、なに作ってるのー?」とキッチンにやってくるも「あ!今日ポケモンの日じゃない?」と、そっと追い返す。
焼き上がりを待つ間もソワソワ。
焼き上がる香りは、子どもたちをごまかせない。
これも想定内。たくさん焼きましたよ。
フフフ、母を舐めちゃいけない。
映画の準備のミッションは、着々と進行中。
第四幕:寝かしつけのミッション開始
カップケーキが焼き上がった!
自分用に3個を隠して、子どもたちにも振る舞った。
さあ、ここからが本番。
子どもたち全員を寝かしつけるという、至難の技が待っている。
1人がウトウトしたと思ったら、別の子が「お水ちょうだい」とか「トイレ行きたい」とか、まるでバケツの穴から水が漏れていくように、一向に終わらない。
でも、ここで負けるわけにはいかない。
最終的には、ママがいかにみんなを好きかという演説で沈める。
今なら主演女優賞もイケる気がする!
ミッションコンプリート!
第五幕:ついに映画鑑賞
やっと訪れた静寂。
リビングは、我が城だ!
いそいそと、100均で揃えた道具でカフェラテを作る。
師匠(スタバ)の手元を思い出す。
勝手に自分の期待値をあげて一瞬の不安がよぎる
五百円もかけたミルクジャグ、使いこなせるの⁉︎
何をいってるんだ私!
先日も成功したじゃないか!
私ならできる!
脳内上司(私)に励まされ、人生二回目のカフェラテを作る私(みんな大丈夫?私の妄想についてきてる?)。
牛乳を温めて、泡立てて、くるくるトントンしてツヤを出す。
ステンレスのミルクジャグがプロっぽさの自尊心を掻き立てる。
師匠の見様見真似のスピードで、コーヒーにミルクを一気に注ぐ。
できた!師匠!
私、やりました!
その瞬間、母としての疲れが少しだけ報われた気がした。
勝手に疲れを取りにいってるだけとか、言わないでくれ。
待てよ……。
もっと自然を感じながら、おひとり様時間を満喫するために「ナイトシアター」みたいにしたらどうだろう?
庭に椅子を出して、イヤホンで映画を鑑賞してみようかな?
そして、ついに『グレイテストショーマン』を再生した。
華やかなシーンに目を奪われつつも、心は次第に、映画のメッセージに引き込まれていく。
夢や情熱、そして自己肯定……。
一見、エンタメ映画のようだけど、心に刺さるテーマが詰まっているじゃないか!
第六幕:This is Meで締めくくる夜
映画がクライマックスに近づき「This is Me」が流れ始めた瞬間、私は洗濯機に放り込み忘れてた、子どもたちが風呂上がりに使った「濡れたバスタオル」で涙を拭いても、拭いても、止まらない事態におちいる。
子どもたちに振り回される毎日。
イヤダ、イヤダという2歳児を追いかけ、少し早い思春期に入り始めた5年生の話を聞き、中3受験生の勉強のお尻を叩く。
母業って……必死なんだけど、いつも日陰の身なんだと、少し寂しく思う毎日。
自分の時間なんてほとんどないけれど、この瞬間だけは「これが私なんだ」と思えた。
自分は望んで産んだけど、それでも大変なことがあって「もう嫌だ、もう無理だ」と投げ出したくなることもある。
だけど、その感情さえも「これが私」
映画は素晴らしかったし、カフェラテもカップケーキも完璧だった。
そんな、ちょっとした贅沢な時間が、私を元気にしてくれる。
秋の夜長に焼き菓子と、カフェラテを作り上げた満足感。
プラスして『グレイテストショーマン』で大泣きして。
自分の頑張りも、弱音を吐く自分も認めた夜。
ママでもない、妻でもない、娘でもない、私が私だった夜。
また、次の戦いが始まる前に、小さな幸せを噛み締めておこう。
日々の小さな出来事を真正面から楽しむ。
やりきれなさでため息をつく感情も、全部含めて
これが私!
でいいじゃん
みなさんも、自分時間を丁寧に過ごすチルタイムを通して
This is meを探してみませんか?