あたたかい冬のごちそう:炭火で焼くお餅と手作りおしるこ

料理


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お正月が過ぎ、2025年にも馴染んできたころかと思います。でも、まだ家にお餅が残っているという方も多いのではないでしょうか?

私はお餅が好きなので、お正月を過ぎてもなお飽きることなく楽しんでいます。

今回は普段はオーブントースターで焼くお餅を、一手間加えて、炭で焼いてみたいと思います。

お餅だけでなく、外で日差しを浴びながらおしるこをいただくのもいいなと考え、まずはあんこの用意から始めます。

おしるこの要、手作りあんこの魅力

砂糖は防腐性が高く、防腐剤の代わりになるため、お店で売っているあんこは甘さが強めになっています。
私はもう少し小豆の香りを感じたいので、砂糖は少なめに手作りします。

一見、難しそうに思うかもしれませんが、あんこは意外にも家で簡単に炊くことができますよ。
私はもっぱら電気圧力鍋を使って時短で作ります。

準備

前日に小豆を水で洗い、倍以上の水で小豆を浸し、冷蔵庫に入れておきます。

  1. 浸しておいた小豆を鍋に移し替え、水から茹でてお湯を捨て、あく抜きします。
  2. 鍋に新しく水を入れ、また水から沸騰するまで茹でます。沸騰したら、蓋をして20分ほど放置。その後、お湯を捨てます。

<ポイント1>
捨てるお湯も、とっておくことで、小豆茶として楽しめますよ!小豆茶はむくみなど体の余分な水分を排出するのに役立ちますので、おすすめです。

作り方

1)水(小豆の2.5倍ぐらい)とあく抜きした小豆を電気圧力鍋にいれて、3分で設定してスイッチON!
2)小豆が潰れるぐらいの柔らかさになったら、鍋に移し替えて、砂糖を入れます。

3)鍋に火をつけ、砂糖を溶かしながら、水分を飛ばしていきます。
4)好みの餡の柔らかさになってきたところで、最後に塩をひとつまみほどいれて終わり!

<ポイント2>
砂糖もグラニュー糖以外にも、きび、てんさい、黒糖などを使うことで、甘みに奥行きが生まれ、優しい甘みでおすすめです。私は小豆の量の半分ぐらいの砂糖を入れます。

煮込んでいる間は徐々に出来上がっていく餡の様子に、なぜか心が落ち着き、気分転換によく作ったりします。
普段はパンに塗って頂きますが、この時期はお餅に添えて、あんこを楽しんでいますよ。

熱いあんこはとろとろしてますが、
冷めると、ねっとりした質感のあんこに変わります。

ハプニングも楽しい!スパイス香るあんこの意外な美味しさ

今回使用した電気圧力鍋ですが、以前にお肉ごろごろの南インドカレーを作ったため、シナモン、グローブ、スターアニスなどのスパイスの香りがついていました(笑)。

ご想像通り、できたあんこは、なんともスパイシーな香り……
「エキゾチックなあんこ」になりましたが、スパイスとも意外と合う!
面白い組み合わせなので、別の機会に試してみたいです!

おしるこへアレンジ:作ったあんこがぜんざいに変わる瞬間

水を入れた鍋に、作ったあんこを入れ、火をかけて好みの濃さ・緩さにします。
ここで足らなければ、砂糖や塩で味を調整。
もうこのまま飲んでしまっても美味しいですが、がまんがまん……

炭で焼くお餅

お餅を焼くためには、まず炭起こし。
七輪に前回使った残りの炭を敷き、その上に新しい炭を置いて火を点けます。
火がつくまで、じっくり忍耐が必要。

全体に火が入ったようなので、早速お餅を乗せて焼いていきます。
私だけの焼き場!お餅を育てるぞー!

初めて炭でお餅を焼いてみましたが、結構早く焼けました。
やっぱり網の上で育てる餅はいいですね!

よそっておいた、おしるこに、お餅を入れて完成です!

暖をとりながら、外で楽しむおしるこの贅沢時間

オーブンは手軽に均一に焼くことができて、普段、お餅を食べるにはとっても便利です。

しかし今回は暖を取りながら、炭火焼き。

炭で焼いて気づいたことは、炭火だと火力があるおかげで焦げたり焼きムラができ、お餅の香ばしさが生まれることを知りました。

そのムラがかえって風味や食感のコントラストになり、カリカリに焦げた部分に、おしるこが染みて、香ばしさが口いっぱいに広がり、普段味わえないおいしさに!

いつもと違った、ひと手間加えたおしるこ。

この日は風がなく、日差しは柔らかで冬でも暖かな日でした。
といってもまだまだ、冬。寒い外で炭火と日差しで暖を取りながら、のんびり暖かいおしるこをいただく贅沢は格別です。
「あたたかい」もごちそうなんですね。

ごちそうさまでした!

暖おまけ

せっかく炭を起こしたので、肉や魚を焼きました!
実際、こっちがメインになってしまったり(笑)。

ライター紹介

hasechan

ライター はせちゃん

趣味
料理、お菓子づくり、茶道、華道

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普段はWEBディレクター、ときどき華道講師。空腹はドレスコードな食いしん坊。栗きんとんが好きすぎて、栗100%しか受け付けない栗原理主義。

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