春の訪れを感じながら、親子で楽しむ桃の節句
ひな祭り（桃の節句）は、3月3日に女の子の健やかな成長と幸せを願う日本の伝統行事です。ひな人形を飾り、ちらし寿司やはまぐりのお吸い物を楽しむ風習があります。
最近では、華やかで可愛い 「ひな祭りデコ弁」 も人気ですね。
そんな中、ネットで見かけた可愛らしいデコ弁に目を奪われた私。「かわいいデコ弁を作ったら、娘も喜ぶかな？」
一方で「デコ弁の経験ゼロの私にできるの？」と不安もよぎりましたが、「何事も経験！」 と思い立ち、挑戦することにしました。
さらに 「せっかくなら菜の花畑でピクニックをしてみたい！」 という思いも膨らみ、母娘で春を楽しむひな祭りの準備が始まりました。
そもそもひな祭りの由来は？
ひな祭りはもともと屋外イベントだった？
ひな祭りといえば、ひな人形を飾って家でお祝いするイメージですが、もともとは屋外で行われる行事だったことをご存じですか？そのルーツは「流し雛」という風習にあります。
ひな祭りの起源は「流し雛」
ひな祭りのルーツのひとつとされる「流し雛」は、人の穢れや厄を人形（ひとがた）に移し、川や海に流して祓う儀式です。
平安時代には、3月のはじめの巳の日（上巳の節句）に「形代（かたしろ）」や「人形（ひとがた）」を作り、自分の体をなでたり息を吹きかけたりして厄を移し、それを水に流すことで 健康を祈る風習がありました。
この「流し雛」の習わしが、のちに現在の 「ひな祭り」 の形へと変化していったのです。
屋外で行われていた「ひな祭り」
当時のひな祭りは、家の中でひな人形を飾るだけでなく、川や海へ出かけて厄払いをする屋外イベントでした。人々は春の訪れを感じながら、子どもの健康を願ったのです。室町時代になると3月3日が上巳の節句として定着し、人形遊び（ひいな遊び）と結びつき、次第に現在のようにひな人形を飾る風習へと発展しました。
いざ、初めてのひな祭りデコ弁に挑戦！
「デコ弁はハードルが高いかも…」と思いつつも、娘が喜ぶ顔を想像しながらチャレンジ！特別な道具や食材を用意する時間はなかったので、家にあるもので試行錯誤しながら作ってみました。
作ったもの
✅ お内裏様＆お雛様おにぎり（海苔ときゅうりで飾りつけ）
✅ たまご焼き（娘の大好物！）
✅ カラフルな副菜（彩りを意識）
まずはご飯で顔の形を決めます。 お内裏様とお雛様はどんな顔をしていたかな？ネットの画像を参考にしながら、パーツとなる食材をカットしていきます。
そんな私の様子を見て、娘がキッチンにやってきて話しかけてきました。
娘「なにこれ？」
私「のり」
娘「なにこれ？」
私「きゅうり」
娘「なにこれ？」
私「のりとか、きゅうりをきれいに切るための小さいナイフ」
こんな会話をしながら「いろんなことに興味を持ち始める年頃になったな」としみじみ思います。
そして、娘の問いかけに答えながら、試行錯誤すること1時間。ようやく、ひな祭りらしいデコ弁が完成しました！
出来上がったデコ弁を見て、娘も 「おひなさまだ！」 と大喜び！ 見た目は完璧とはいえませんが、一緒に作った時間が何よりの思い出です。
ひな祭りのごちそうはアウトドア向き！
せっかくのひな祭りデコ弁、家で食べるのもいいけれど「春を感じながら食べたい！」という思いから、近くの菜の花畑へピクニックに出かけることにしました。
菜の花畑でひな祭りピクニック
広がる 黄色の絨毯 の中、お弁当を広げると…
「おひなさまだ！」
小さな手でおにぎりを頬張る娘の笑顔に、 「作ってよかった！」 と心から思えました。
食後は、菜の花のほんのり甘く、ほろ苦い春の香りに包まれながらお散歩。
「きいろいおはな、いっぱいだね！」
「春が来たんだねぇ」
クリスマスが終わって少し寂しそうだった娘も、次の季節の楽しみを見つけたようです。
ひな祭りの時期は、春の訪れを感じる絶好のタイミング
ひな祭り×アウトドアを楽しもう！
ひな祭りの3月初旬は、地域によってはまだ肌寒いものの、少しずつ春の気配を感じられる時期。 菜の花畑や梅林に足を運んで、春の訪れを感じるのも素敵な過ごし方です。
ひな祭りは家でお祝いするだけでなく、自然の中で楽しむのもおすすめです。
今年のひな祭りは、自然の中で楽しんでみませんか？
ひな祭りは、春の訪れを祝う行事でもあります。家の中だけでなく、外に出て春の空気を感じながらお祝いすることで、ひな祭りがもっと特別なものに！今年のひな祭りは、ぜひ自然の中で楽しんでみませんか？
ライター紹介
趣味
読書、カフェ巡り、散歩、筋トレ。
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「文章が書ける美女」として小説やエッセイなどの文芸作品を執筆しています。電子書籍Kindleでの著書多数。鉄オタの夫と娘の3人家族。
