ーアウトドアから日常まで使える癒しのインテリアー
忙しい毎日の中で、ふと立ち止まって心を落ち着かせたくなることはありませんか?
そんな時、オイルランプの柔らかな炎の揺らめきは心に不思議な安らぎをもたらしてくれます。
私はwebクリエイターの仕事の傍らアンティークガラスやお酒の瓶を使ったハンドメイド作品を作っています。
そして、一人でソロキャンプにも出かけるほどのアウトドア好き。
そんな私が見つけた「オイルランプの魅力」と「誰でも簡単に作れる方法」をご紹介します。
捨ててしまうだけのガラス瓶が、ちょっとした工夫で素敵なインテリアや実用的なアイテムに生まれ変わります。しかも、その温かな灯りは、キャンプ場での夜を彩るだけでなく、自宅での日常に小さな癒しをプラスしてくれますよ。
オイルランプの魅力とは?温かな灯りがもたらす癒しの効果
「また、今日も一日中パソコンに向かって目が疲れた……」
「人工的な照明に囲まれていると、なんだか心まで疲れてしまう……」
そんな風に感じることはありませんか? LED照明やスマートフォンの画面など、私たちは常に人工的な光に囲まれています。
私自身も毎日仕事でパソコンに向かい、帰宅後もスマホを見続ける生活の中で、目の疲れだけでなく心の疲れも感じていました。
そんな時に出会ったのが、オイルランプです。
オイルランプの炎が放つ光は、LEDなどの人工的な光とは全く異なります。
炎のゆらめきが生み出す自然な明かりは、目に優しいだけでなく、心にも深いリラックス効果をもたらしてくれます。
炎のランダムな動きと温かみのある色合いは、私たちの脳をリラックスモードへと導き、ストレスホルモンの分泌を抑える効果があるともいわれています。
アンティークガラスの虜に
オイルランプにはまり、専門店を訪れた際、1つのランプに一目ぼれをしました。
100年以上前のビクトリア王朝時代のイギリスで使われていた古いインク瓶を油壺としてリメイクした小さなオイルランプです。
こういった瓶は当時、役目を終えると土に埋めて捨てられていたものを、100年以上経った現代になって掘り起こされ、アンティーク雑貨として売られています。
一輪挿しにしたり、そのままインテリアとして飾ったり、アンティーク愛好家の間でも人気のあるアイテムです。
昔のガラスはすべて手作業で作られており、現代のように後から着色するのではなく、最初からガラスの原料に染料を混ぜ込んで着色されているため、深みのある美しい色合いが魅力です。色も形も一つ一つ異なり、世界にたった一つの個性を持っています。
こんな宝物を、ただのオブジェにしてしまうのはもったいない!
「人とは一味違ったキャンプギアを手に入れたい」という私のキャンパー所有欲を、このランプはしっかりとわしづかみにしてくれました(笑)。

誰でも簡単!空き瓶を再利用したオリジナルオイルランプの作り方
普段は、アンティークのインク瓶や古酒瓶を切断したり削ったりといった加工を施してオイルランプを制作していますが、今回は接着剤でくっつけるだけで簡単に作れる方法をご紹介します!
皆さんの身の回りにある「ちょっとおしゃれな瓶」を再利用して、手軽に作れるオイルランプです。
芳香剤の空き瓶、デザイン性の高い化粧品や香水の容器、個性的な形状の調味料の瓶など「捨てるにはもったいない」と感じるガラス容器が理想的です。
あなただけのオリジナルオイルランプを手軽に作りましょう!
【用意したもの】
・ガラス瓶(口径が2.8~3.2センチくらいのもの)
・灯油または専用のランプオイル
※ストーブの余った灯油でOK!
色付きオイルなら「レインボーオイル」で検索するとネット購入もできます。
・専用バーナーとガラス製ホヤ
私は江戸川屋ランプさんhttps://www.edogawaya.com/
で購入していますが、Amazonでも購入することができます。
https://amzn.asia/d/3BTVHuo
・ランプ芯4mm
https://amzn.asia/d/4dq0Rzo
こちらもAmazonで購入できますが、今回は100均で入手した4mmの手芸のロープを使用します。
・エキポジ2液混合タイプの強力接着剤
https://amzn.asia/d/aRkHNWP
こちらも、100均で購入できるエキポジ2液混合タイプの接着剤を使用します。
・ガラス瓶に貼り付けるおしゃなシールも購入してきました。
その他にあるといいもの
・つまようじ
・綿棒
・無水アルコール
・サランラップ
・キッチンペーパー

【作り方の手順】
1.瓶の準備をします。
芳香剤の空瓶が丁度良い大きさだったので今回はこちらを使用しました。

まずは、使用する瓶をよく洗って乾かします。ラベルをはがして使いたい場合は、お湯につけると比較的簡単に剥がれます。頑固な糊は、食用油を少し塗ってからこすると取れやすくなります。
2.バーナーから口金部分を外します。

3.エキポジ2液混合接着剤を適量混ぜ合わせます。


すぐに固まってしまうので使う分量だけ少しずつ混ぜ合わせるのがコツ。 つまようじを使うと混ぜやすいです。 サランラップを敷いた上で混ぜると、残った接着剤をそのまま丸めて捨てることができるので便利ですよ。
4.瓶の切断部分と口金に接着剤を乗せ、乾くまで放置します。
瓶の口より口金の径が大きすぎる場合はある程度乾いて口金が動かなくなってからつまようじでエキポジ接着剤を少しずつ流し込みます。
この時、無水アルコールをしみ込ませたキッチンペーパーや綿棒で余分な接着剤を拭き取りながら作業を進めれるときれいに仕上がります。

5.乾いたら、瓶に灯油またはランプオイルを注ぎます。
容量の7割程度まで入れるのが目安です。 深さのある瓶の場合は半分くらいで大丈夫です。
市販のランプオイルは煙や臭いが少ないのでおすすめですが、一般的な灯油でも問題なく使用できます。 冬に使うストーブの余った灯油があれば、それを活用できますよ!
6.バーナーを装着します
口金とバーナーの根元を指先で軽くもち、優しくねじ込みます。 あまりきつく締めすぎてしまうと外れなくなってしまうので、軽く3〜4回ほど回して装着してください。

7.芯先に充分に灯油がしみこんだら火をつけてホヤを装着します。
まず、バーナーのつまみを回して芯を出します。

この時、芯を出し過ぎると黒いすすが出てしまうので、ほんの少し芯先が見えている程度にするように注意してください。

ライターで点火したらバーナーにホヤを装着します。

完成!
今回は、100均で見つけた素敵なシールを瓶に貼り付けてアレンジしてみました。
透明瓶を使用しているので、中にカラフルなビーズを入れたり、レインボーオイルを使用したりすることで、また違った表情を楽しむこともできます。

コンビニで購入できる200mlのお酒の瓶もリメイク

今回、一緒にコンビニでも購入できる200mlのジャックダニエルの瓶でも
オイルランプを作ってみました。
この瓶は元のままでは口先が細く、オイルランプのバーナー口金とサイズが合いませんが、中央から下部にかけて太くなるタイプの瓶なので、ハンドルーターとダイヤモンドカッターを使って適切な位置で切断します。

芯は瓶が縦長なので、100均で購入した4mmの手芸用ロープに変えました。
いよいよ点灯!
早速完成したランプに灯りを灯してみました。
ジャックダニエルの瓶を使ったランプには、琥珀色に輝くコニャック色のレインボーオイルを注入してみました。
まるで本物のウイスキーが入っているかのようで雰囲気抜群です。アンバー色のホヤを組み合わせることで、温かみのある光になりました。

キャンプだけじゃない、オイルランプの楽しみ方
キャンプギアとして活躍するのはもちろんのこと、オイルランプは日常の暮らしの中でも癒しを得られるアイテムです。アウトドアだけではなく、自宅でも素敵なインテリアとしてオイルランプを楽しんでいます。
お風呂でチルタイム
お風呂にオイルランプを持ち込み、静かな入浴タイムを楽しんでみました。照明を消し、オイルランプだけを点灯させると、まるで高級スパにいるような贅沢な雰囲気が広がります。
ゆらめく炎と水面に映る光の反射が、特別なひとときを演出してくれます。 お気に入りの香りの入浴剤やバスオイルを加えれば、リラクゼーション効果は倍増です!

ゆらゆらと揺れる暖かな光に包まれながら、深呼吸をして心身ともにリフレッシュ。手作りのオイルランプで、この上ない贅沢なチルタイムが体験できました。
置いておくだけでも雰囲気抜群
オイルランプは点灯していない状態でも、素敵なインテリアアイテムになります。玄関や窓際、本棚などに飾れば、さりげないアンティーク風の雰囲気が楽しめます。
今回作ったオイルランプをリビングの棚に、造花の寄せ植えや小物と一緒にディスプレイしてみました。
捨てるだけだった芳香剤の空き瓶やお酒の瓶が、こんなに魅力的なインテリアに生まれ変わりました。
電池や充電が不要なので、突然の停電時や防災用品としても重宝すると家族からも好評です。さらに、市販のランプオイルには虫よけ効果のあるタイプも販売されているので、これからの季節には、インテリアと虫よけ対策を一度に叶える一石二鳥のアイテムにもなりますよ。

バーナーとホヤのサイズを変えれば小さな瓶でも作れちゃいます
愛知県春日井市にある江戸川屋ランプさんでは、様々な色や形のホヤや サイズの小さなランプ用バーナーを購入することができるので、小さな50mlミニチュア酒瓶やお気に入りの小瓶、アンティークのインク瓶等さまざまなオリジナルオイルランプも作れますよ!
日本で唯一のオイルランプ専門店として知られる同店では、伝統的なものから現代的なデザインまで、多彩なランプコレクションを見ることができます。オイルランプの世界の奥深さを体験できる貴重なスポットですので、興味をお持ちの方はぜひ一度足を運んでみてください♪
<江戸川屋ランプ
>
https://www.edogawaya.com/
平日と祝日のみ営業
ネット購入もできます。
こちらでは、私が制作したオイルランプをお求めいただけます。 さまざまな種類の瓶を丁寧にカットしたり削ったりして、バーナーのサイズに合わせた特別なオイルランプを制作しています。一つ一つ手作業で仕上げた作品には、それぞれに個性があります。
「自分で作るのは難しそう……」とお考えの方は、覗いてみてください。
https://atelierkarin.base.shop/

安全にお使いいただくために
オイルランプは火を使用するため、就寝時や外出の際には、必ず完全に消火していることをご確認ください。お子様やペットがいるご家庭では、手の届かない安全な場所での使用をお願いいたします。
素敵なオイルランプで最高のチルタイムを過ごすためにも、火の取り扱いには細心の注意を払ってお使いくださいね。
捨ててしまうだけのガラス瓶が、ちょっとした工夫で温かな灯りを放つアイテムで自分だけの特別なインテリアに生まれ変わる。
そんな小さな創造の喜びも手作りオイルランプの魅力の一つです。
あなただけのオリジナルオイルランプで、その温かな灯りに包まれる特別な時間を過ごしてくださいね。