美しい月を眺める「月見」は日本の風物詩ですが、皆さんはのんびりと月見をしたことありますか?
今回は、公園で「和」スタイルで簡単に楽しめる、風情ある「お月見ピクニック」をやってみたのでご紹介します。
1.お月見とは
日本では、平安時代に貴族が月を眺めながらお酒や詩歌を楽しんだのが始まりといわれています。
今では、秋の収穫物に感謝するということで、月見団子は月、ススキは稲穂に見立てて飾るようになりました。
2. 月見の時期
お月見をする日は、旧暦の8月15日。
この日は「十五夜」もしくは「中秋の名月」と呼ばれています。
「十五夜」は月の満ち欠けを基準にしているため、毎年日にちが変わります。
「満月カレンダー」というサイトで、月の満ち欠けや「十五夜」のタイミングが確認できます。
▶︎ 満月カレンダー(2024年9月)
ちなみに、月見といえば「十五夜」を思い浮かべますが、「十三夜」(旧暦の9月13日)も美しい月を眺められるとして、月見をする風習があります。
年によりますが、最近は地球温暖化の影響で「十五夜」のタイミングでススキが穂を出していないこともありますので、「十三夜」にも月見を楽しんでみては、どうでしょうか?
3.月見をどこで楽しむ?
私にとって「お月見」というと、サザエさんに出てくるような縁側に腰かけて、月夜を楽しむイメージですが、最近の住宅には縁側が無い建物がほとんど。代わりにベランダやテラスで楽しむ人も多いのではないでしょうか?
お月見飾りとともに、ベランダで美味しいお酒を楽しむのも風情があっていいですよね。
ただ、自宅から月見を楽しもうとしても、住宅事情で月が見えない人もいるのではないでしょうか?
我が家も東側に遮蔽物(しゃへいぶつ)があるので、月見をするには、月がかなり高い位置に出るまで待つ必要があります。
そこで、今回は公園で夜ピクニックをして月見を楽しむことにしました。
4. 持ち物
手軽に楽しむため、トートバックに収まる程度の荷物にしました。
用意したもの
・い草マット
・アンティークLEDランタン
・ランタンスタンド
・折り畳みローテーブル
・LEDキャンドル
・コップとお皿
・竹筒(お飾り用)
・ハンマー(ランタンスタンド用)
・Bluetoothスピーカー
敷物はレジャーシートではなく、「和」スタイルにこだわってワークマンで井草マットを購入。
裏面がアルミ素材なので湿気を含みにくく、ロールタイプで収納ベルト付きなので持ち運びも楽でした。
180×60㎝なので寝転ぶのにもちょうどよいサイズです。
LEDランタンは、ライターのkumePさんが紹介していたアンティークタイプが素敵だったので私も購入しました。
kumePの記事はこちら
夜の公園は暗いので、光量があるLEDランタンは歩く時や片付けの際に重宝しました。
竹筒は、昔、竹の間伐作業のお手伝いをした時に切り出したもの。
ススキ(今回はススキに見立てた草)のお飾り用として使用しました。
Bluetoothスピーカーはお気に入りのチルサウンドを聴くために持参。
※公共の場なので音量は控えめに
5.楽しみ方
美しい月を眺めながら、敷物を敷いてお酒や食べ物を楽しむのが月見の醍醐味。
最近は、9月でも日中は暑いですが夜になると暑さも和らぎ、公園を吹き抜ける夜風が心地よいです。
この日は、車で移動だったのでノンアルコールビールで乾杯しました。
おつまみは、月に見立てた丸いものがおススメ。
今回は手抜きでいかピーにしました。
6.まとめ
月を眺めながら、外でお酒を飲む時間は最高のリラックスタイムでした。
スマートフォンが普及して、知らず知らずのうちに下を向く時間が増えていると思います。
たまには夜空を見上げて「平安時代の貴族たちはどんな思いでこの月を眺めていたのか?」遠い昔に思いをはせてみては、いかがでしょうか?