寒い冬にぴったり!体も心もほっこり温まる芋煮会

料理

手軽にやってみよう派の「ゆるぽかサン」です。

先日、畑仕事の休憩中に私が「寒くなると芋煮会も良いよね♪」と話したところ、
畑のメンバー全員が「イモニ?えっ、なぁに?!」と目を丸くする事態に! 

芋煮会の存在をまったく知らない様子に驚きましたが、みんなの関心が高かったので、今回は「体も心もほっこり温まる芋煮会」についてご紹介します。

実際の芋煮会は外で行うので、私から提案して畑の道具小屋前で開催することに!
 畑メンバーにとっては人生初の芋煮会。
一体どんな反応になるのか、今から楽しみです。

実は、私もかつては「芋煮会」を知らない一人でした。

私は、20代前半で愛知県から宮城県仙台市へ嫁いだのですが、それまでは「芋煮会」という言葉さえ聞いたことがありませんでした。

仙台で初めて芋煮会に誘われた時は「えっ?芋を煮てどうするの?」と、ポカンとしてしまったことを今でもハッキリ覚えています。 

まさに、今回の畑メンバーと同じ反応ですね(笑)。

今では「芋煮会」に魅了され、寒い季節になると「みんなで集まって芋煮会をしたいな♪」と思うようになりました。

そもそも「芋煮会」とは?

東北地方の風物詩として、地域の人たちに愛されているイベントです。

里芋の収穫時期に、河川敷などで大きな鍋に汁物を作り、家族や友人、学校や職場などのグループで鍋を囲みます。

最も有名なのは、山形県の「日本一の芋煮会フェスティバル」というイベントです。

クレーン車まで出動し、約3万食分の芋煮を豪快に作り、大勢で楽しむ様子がテレビで紹介されるほどです。

芋煮の味付けは、大きく分けて2種類「山形流」と「宮城流」

大きな鍋でメインの里芋とお肉、野菜を入れて出し汁で煮るという基本的な調理手順はどこの地域も同じですが、地域によって入れる野菜や肉の種類、味付けが異なります。

味付けは「山形流」と「宮城流」があり(だと思っている)、ベースが違います。

・山形流
 しょうゆベースの牛肉あっさりすき焼き風

・宮城流
 仙台味噌ベースの豚汁風

今回は、夫の出身地(私も10年間住んでいた)宮城流の芋煮を作ることにしました。

食材調達は畑から♪

今回は、畑で収穫できる野菜を用意して、足りないものはスーパーで調達することにしました。

自分たちで育てた野菜を収穫して食べる。
こんな贅沢は、なかなかできませんよね。

まずは、里芋掘り。

「里芋はできているかしら?」と太い里芋の茎を引っぱると、立派な里芋ができていました!

思わず「ワァー!」と歓声と拍手で大盛り上がりです。

他にも、にんじんやネギなどを収穫して、これだけの野菜を用意することができました。

自然の恵みに感謝です。

足りないものはスーパーで調達

芋煮を作るのに十分な野菜が用意できたので、足りない食材だけをスーパーで買うことに。


これで食材の準備ができました。

みんなで芋煮を作ろう!

材料と簡単な作り方です。

【材料】
里芋、にんじん、ごぼう、豚肉、こんにゃく、豆腐、しめじ、長ネギ、
だしパック(出汁のもと)、味噌、砂糖少々(隠し味)

【作り方】 

  1. 大鍋に水を入れ、材料を固いものから順番に入れて柔らかくなるまで煮る。
  2. 里芋のぬめりやアクを取りながら、沸騰したら出汁パックを入れる。
  3. 野菜に火が通ったら、豆腐、しめじ、味噌を入れて味を整える。

美味しくなるコツ

ちょっとしたコツで、さらに美味しくなるのでご紹介します。

お味噌の隠し味
ご当地では「仙台味噌」を使いますが、こちらでは入手が難しいので、赤味噌とミックス味噌をブレンドしてみてください。
一緒に砂糖も加えると、食材が柔らかくなり、味が浸透しやすくなるのでオススメです。

こんにゃくはちぎる
こんにゃくはちぎることで、味がよく染みます。
これは、仙台に住んでいた頃、職場の方に教えていただきました。

思わずつまみ食いしたくなる新鮮野菜

青空の下でのお料理は気持ちが良く、仲間と楽しく進めることができます♪
収穫したばかりの野菜は、ほんのりと土の香りがして見た目が艶やかで美味しそう。

思わず、カットした人参をポリポリつまみ食いをしたら、甘く瑞々しい食感がたまりません。
具材をどんどん入れて、気づいたらお鍋すりきれ満タンの芋煮が完成です(笑)

あまりの美味しさに笑顔がこぼれる♪

アツアツの芋煮は、野菜と具材の旨味が出ていて 「最高に美味しい!!」
里芋の柔らかさ、こんにゃくへの染み込みも絶品!

みんなの表情が美味しさで緩み、何杯もおかわりをしてくれました。
私は、芋煮の美味しさと芋煮会の雰囲気を伝えることができたと確信したところで、芋煮をたらふく食べました。

青空の下で気の合う仲間たちと一緒に鍋を囲む幸せは、畑仕事の疲れや、日々の疲れまでも軽くしてくれたことに気づきました。

寒さも吹き飛ぶ!みんなで楽しむ芋煮会

お腹の底から温まり、美味しさが体に染み入る感覚は鍋料理ならではですね。

東北の人たちにとって芋煮会は、バーベキューと同じ位置づけです。気軽にどこでも、仲間と楽しんでいます。

今回は畑にて外で料理をしましたが、家のキッチンで作って庭で食べるというのもアリだなと思います。

家族や仲間と食べる芋煮を味わったら「寒い、寒い」と家にいることがもったいなくなりますよ。ぜひ、お楽しみくださいね。

おまけ

今回の芋煮会を盛り上げるために「ガーランド」を作ってみました。
外で食べるだけでもいいですが、ちょっとした演出で雰囲気がグッと変わります。

「暮らしを彩る!手作りガーランド」を参考に、DAISOにて「端切れ布・タコ糸・布用ボンド」を購入しました。

自宅で作り始めましたが、畑にて芋煮ができるまでの時間を使って仕上げました。
とっても簡単です。

ガーランドは畑仲間にも大好評!
いつもの畑がオシャレに見えて(笑)、気分上々です。

外でのイベントに物足りなさを感じたら、ガーランドでの演出はオススメです。

ライター紹介

ゆるぽかサン

ライター ゆるぽかサン

趣味
孫と外遊び・そば店巡り・hiphopダンス・シュノーケリング

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普段はアパレル事務員、時々体のかたいヨガ講師。家族は夫とワンコ(娘2人は自立)。自然と生きもの好き。

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