人は炎を見つめると、不思議と心が落ち着き、なぜか癒されリラックスできます。
その理由は2つあります。
一つは不規則に揺らぐ炎。
これは、小川のせせらぎやそよ風などの自然現象に見られる「1/fゆらぎ」のリズムを刻んでいるから。人間の鼓動も同じリズムを刻むことから、生体に快感を与えるリズムとして知られています。
もう一つは、マイナスイオンの放出です。
人は、森林等の自然の中にいるとリラックスして気持ちが落ち着きます。これは、マイナスイオンが発生しているからといわれています。
このマイナスイオン、キャンドルや炎が燃焼する際に発生する微量の水分からも放出されており、人は焚き火やキャンドルの炎に魅了されるのです。
そんな炎のゆらめきを最大限に楽しむのは焚き火や薪ストーブですが、普通の住宅ではなかなか難しいですよね。
私もキャンプ以外で焚き火を楽しめたら……と思っていました。
しかし、あったのです。
焚き火キャンドルという商品が……!
火を灯すと、やや大きめの炎がゆらめき、パチパチと音がするそう。
ただ……なかなかに高価です(6,000円前後)。
そこで今回は、自宅でこの焚き火キャンドル作りに挑戦してみようと思います。
焚き火のような炎と音が楽しめるキャンドルが作れるのか?癒し効果はあったのか?
最後までお楽しみください。
焚き火キャンドルの材料
基本的な材料
・木のスプーン
・ろうそく
・ガラス容器(耐熱)
・ダブルクリップ(芯を立てる用)
作る工程で使う物
・スチール缶(ろうそくを溶かす用)
・ペンチや割り箸など(熱いので掴むための)
・新聞紙(汚れ対策)
ほぼ100均で揃えてきました。
その他、ろうそくを溶かす鍋とスチール缶、熱いので掴むためのペンチや割り箸などを準備します。ろうが垂れると片付けが大変なので新聞紙など敷くといいです。
焚き火キャンドルの作り方
木のスプーンをガラス容器の高さに合わせて切ります。
ダブルクリップで挟んだら銀の部分だけ取り外します。
こうすることで芯が自立してくれますよ。
そして、この芯を水につけて濡らしておくとパチパチと音がするようです。
ろうそくを包んでいるアルミを取り除き、湯煎で溶かします。
今回は5個ずつ、2色にしようと思います。
溶けたら芯や底の金具など、ろう以外の物は割り箸で取り除きます。
ペンチで掴んで、ろうをガラス容器に入れます。
芯をそっと立てます。
1層目のろうが固まったら、違う色のろうを流し込みます。
冷えて固まれば完成です。
いかがでしたか?
意外と簡単に作れて満足です。
ずっと見ていられる炎のゆらぎ
リビングを暗くし、実際に火をつけてみると……。
パチパチとまではいきませんが、チリチリと燃える木の音がします。
炎のゆらめき、アロマの香り……。
比べたらもちろん、本物の焚き火よりも小さなものですが、私にとっては十分に癒しの効果が感じられます。炎ってどうしてこんなに見ていられるのか……。
自作の焚き火キャンドルでリラックスしよう
焚き火キャンドルは準備や片付けも楽ですし、普通の糸のキャンドルよりも2倍ほど長持ちするそうで、 1度作れば長く持ちます。
キャンドルのある生活は、それだけでグッとオシャレに感じますね。
ろうの中身を変えて作ると、香りの変化も楽しめますよ。
お子さんと一緒に作るのも楽しそう!
その場合は、くれぐれも火の扱いにはご注意を。
このキャンドルの音を、ここで伝えることは出来ないのが残念です。
だから、みなさんもぜひ、お気に入りのキャンドルを作って、焚き火の音と炎のゆらめきに癒されてみてください。