「暑い」
もう言わない日はありませんね。
夏を楽しみたいと思いながら、日中の暑さに負けている人も多いはず。
確かにお出かけするには厳しい天候と気温ですが、それに負けてばかりでは夏は楽しめない、なんだかもったいないです。
そこで今回は、自分で「涼をとる」ことをテーマに、暑い時でも涼しさを感じられることをしたいなと思います。
日本の和「涼」を意識する
暑いことに体も心も奪われるばかりですが、日本では「涼をとる」という文化があります。
例えば、風鈴です。
風に揺られて「ちりーん」と鳴る音が涼しく感じられます。
他にも、目で涼む「打ち水」などがありますね。
どうしても、暑すぎる気温、熱中症対策に目が向いてしまうため、こうした涼のとり方や楽しむ余裕がないという人がほとんどです。
「そんなことしても暑いよ」という声が聞こえそうですが、日本の伝統的な風習も捨てたものではありません。
五感を刺激することは気分転換にもなりますし、夏らしさを楽しむことができるんです。
「暑い」と言っても涼しくはなりませんから、ちょっとだけ、ものは試しに自分で涼を意識してみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
風呂敷で作るペットボトル包み
みなさんは、風呂敷をご存知ですか?
風呂敷は、物を運んだり収納する際に使う正方形に近い形をした布です。
今ではほとんど見かけませんが、実はこれが「涼をとる」アイテムになります。
贈答品を包むイメージが大きいですが、今回は「ペットボトル」を包んでいきます。
使った風呂敷はこちらです(サイズは50×50cm)。
実際にペットボトルを包んでみるとこんな感じになります(不器用でごめんなさい)。
包み方はこちらのサイトを参考にしました。
引用元:宮井株式会社
水分補給が欠かせない毎日。こんな風に持ち歩くことができたら、小さなカバンで出かけても邪魔になりません。
ポップな柄を選べば、夏らしさがあり涼しさを感じられる
和柄がイメージされる風呂敷ですが、普段使いにちょうどいい柄があるので、お好みの柄を選んでくださいね。
今回使った風呂敷は「DAISO」で購入した水玉模様です。
例えば、夏に涼を楽しむなら……
・白色・青色を基調とした布
・金魚やスイカ、花火など夏らしい柄
・水玉や波模様の布
こうしたデザインを取り入れた風呂敷を使うことで、自分自身も涼しさを感じますし、街行く人たちにも涼を感じてもらうことができます。
お出かけ先でも活躍する
カバンに入れて持ち歩ける風呂敷は、お出かけ先でも活躍する機会が多いのでご紹介します。
<結露対策>
冷たく冷えたペットボトルは「汗」をかきます。服やカバンの中で濡れてしまうことがありますよね。
けれど、風呂敷に包んでおくことで水分を吸収してくれるので結露対策になります。
今回の包み方では、持ち手を作ることができるのでカバンに入れなくても手提げ感覚で持つことができます。
<ゴミの持ち帰り>
公園などお出かけ先によっては、ゴミ処理に困る場面があります。
そんな時に、風呂敷に包んでしまうことで服や車の中を汚すことなく、自宅に持ち帰ることができます。
<バンダナなら汗拭き>
風呂敷を持っていないという人には、大判のバンダナで代用ができます。
バンダナを代用することでのメリットは「汗が拭ける」こと。
夏のお出かけにタオルやハンカチは必須です。もう一枚、予備としても使えるので便利です。
暑いけど暑くない工夫で夏を楽しむ
日本の伝統的な風習を取り入れ、そして便利なアイテムとしても使える風呂敷をご紹介しました。
「涼をとる」とは、目に見えないものに意識を向けること。
日々、暑さに意識を向けるばかりで、心の余裕はなくなっていきます。
そんな中で、自分自身を豊かにすることに目を向けると、夏を楽しめる余裕も生まれてくるのかなと思います。
そして、誰かの目に留まり、涼を楽しんでもらえたら……
ちょっと嬉しくなりますね。